【お知らせ】2024.03.10 長期間お休みしておりましたが、更新再開していきます!

FX自動売買の始め方①EA-BANK編vol.2

FX初心者
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EA-BANKからEAをダウンロードしよう!

120種類以上あるEAをどう選ぶ?

①タイプ別の特徴を知ろう!

EA-BANKの「無料EA一覧」からEAを見ると「タイプ」がそれぞれ違います。
初心者にお勧めのタイプは「スキャル」「デイトレ」

「グリッド」:グリッドはナンピンとも言われており、かなり扱いが難しいので初心者にはお勧めできないタイプ。ポジションを沢山持ち、利益は大きくなることが多いが、含み損や損益も大きくなることが多いので、グリッドは使用しないようにしてください

「スキャル」:スキャルピングの略。ポジションの保有時間が比較的短く、当日以内の決済が多い。また、数pipsで決済するので、コツコツ稼いでいくタイプ。(現在:53種類)

「デイトレ」:デイトレードの略。ほとんどが当日以内、長くても数日で決済し、スキャルピングよりは長くポジションを保有し、決済pipsも少し多くなるものが多い。(現在:38種類)

「スイング」:スイングは中級、上級者向け。ポジションを数日から数週間、長くて数か月持つこともあり、大きく稼いでくれる代わりに損切りも大きめに設定され、ずっとポジションを持ち続ける心の余裕が必要になるため、初心者には扱いにくいものが多い。


②「スキャル」と「デイトレ」に絞ってEAをダウンロードしよう

今回は初心者向けとして、「スキャル」「デイトレ」に絞ってダウンロードをしていきたいところですが、数が多いので、フォワードの成績を見て絞っていきましょう!

■フォワード成績をチェックする

①EA-BANKのサイトにログインし、上部のメニューから「フォワード」を選択。


②ランキング画面をスクロールし、ページの下部「フォワード詳細データ」をクリック。


全EAのフォワード成績の詳細データが出てくるので、そのままでも並び替えが出来たり便利なのですが、コピペでエクセルに貼ることで、余計なデータを削除し(今回はグリッドやスイング)、色付けしながらチェックできるのでおススメです。


■フォワード成績のチェック項目

それぞれ個人の性格によって、『長時間ポジションを保有しているのは気になって仕方がない』『一気に沢山のポジションを持ち、証拠金維持率が下がるのが気になる』等、不安になればなるほど、EAを信用して放置することが出来なくなるので、そういった部分もチェック項目に入れていきます。

フォワード成績一覧(データ:2023/05/31まで)

「スキャル」と「デイ」のみをエクセルにまとめてあります。参考にどうぞ!


【今回のチェック項目】
保有時間(今回は平均12時間以上保有のEAを除外)
平均損失(今回は1万円以上のEAを除外)
最大DD(今回は10万円以上のEAを除外)
RR(今回は1以下のEAを除外)

保有時間:ポジションの平均保有時間
■平均損失:1回あたりの平均損失額
■最大DD:期間内の最大累積利益額から、最大の落ち込み幅の額
■RR:RR= 勝ちトレードの平均利益 ÷ 負けトレードの平均損失 「1」以下:損失>利益


今回のチェック項目を除外することで「33」個のEAまで絞ることが出来ました。
それでは、この33個のEAをダウンロードしていきます。

①EA-BANK 「EAダウンロード」より、該当EAをダウンロードしていく。


②エクセルのフィルターで「EA名」を昇順に並び替えすると、ダウンロード時に確認しやすいのでおススメです。


ダウンロードしたEAをバックテストしよう!

■自分の証拠金で使えるか?
■自分の使いたい口座のスプレッドではどうか?

上記2点は、必ずEAを回す前に調べて欲しい項目です。
今回はEA-BANKの審査を通った厳選EAなので、この2点を見ていきましょう!

その前に…バックテストの準備ができていない方は、下の記事より準備をしてください。


[ AN30zero_v31 ] をバックテスト

「AN30zero_v31」のEA説明を見て、通貨ペアと時間軸をチェック

→この時エクセルに通貨ペア時間軸(時間足)、最大ポジション数を記入すると、EA選別時に役立ちます。


②バックテスト画面(ストラテジーテスター)を用意し、ダウンロードしたEAをセット。
・通貨ペア:AUDNZD
・期間(時間足):M30
・モデル:全ティック
・スプレッド:11
(→ThreeTraderのAUDNZD平均スプレッド)
・期間を指定:2013.01.01 – 2022.12.31(10年間)

「ThreeTrader」のスプレッド計測値
平均値:11.1 0時のみ:94.5 0時以外:7.4


③エキスパート設定
「テスト設定」
・初期証拠金:100000
「JPY」と手入力することで、10万円の設定となります。)

→ご自身が10万円スタートなら10万円、20万円なら20万円と、証拠金の金額を合わせて設定してください。


④エキスパート設定
「パラメーターの入力」
Lots:0.01

→デフォルト値のまま、ロットだけ0.01と最低ロットに変更してください。

全て設定完了したら、いよいよバックテストスタート‼

今回、証拠金10万円スタートでのポートフォリオを検討するため、各EA共に「0.01lot」設定でバックテストを行い、証拠金に対するDDを見ながら組んでいきます。
0,01lotに設定しておくことで、×2、×3すればロット調整が簡単にできるようにしています。
例:EA①0.01lot(DDの値そのまま)
  EA②0.03lot(DDの値×3)
  EA③0.02lot(DDの値×2)
上記③つを組むと10万円に対してDDが20%となる。

EA-BANKの使い方として色々な方が紹介していますが、「初心者でも分かりやすくEAを扱えるように」を目的として今回ご紹介しています。


バックテストデータをチェック

①バックテスト終了後、よく見かけるバックテスト結果の画面を出してみよう!「レポート」→画面上で右クリックし「レポートの保存」を選択

今後もバックテスト結果のレポートを保存するので、専用フォルダを作成し、まとめて保存しておくと見やすくなります。


「ストラテジーテスターレポート」をチェック

「レポートを保存」すると、勝手にHTMLファイルのレポートが立ち上がったかと思います。
よく見かけるバックテストの結果画面がこちらです。

今回のチェック項目は5つ

①モデリング品質(90.0%以上)
②不整合チャートエラー(0

最大DD(ドローダウン)
④勝率
⑤平均勝トレード・平均敗トレード

①と②はクリア。
③は、0.01lotの場合、最大約4008円が含み損となることがある。(エクセル記入)
④と⑤はセットでチェックするので、説明します。

④と⑤の数値を使用しリスクリワードレシオを計算します。
リスクリワードレシオ=平均勝トレード金額÷平均敗トレード金額
→→ 146.13÷224.31=0.65(0.65146449)

このリスクリワードレシオ0.65の場合、必要となる勝率は、
1÷(0.65+1)=0.60(0.60606061)

60%以上の勝率以上で利益になる損大利小のEAということ。

スキャルピングEAのような利益を小さく取っていくEAは損大利小で勝率が高くなる傾向があるので、損大利小だからといって一概に悪いというものではないので安心してください。

こちらのEAは勝率が70%のデイトレード型ですが、リスクリワードレシオが低く、勝率が高いので、利益の取り方はスキャルピングに近いEAという感じですね。
EA選別の際に評価項目として見られるように、リスクリワードレシオと勝率も記入しておくのもおススメです。

EA-BANKのEAポートフォリオを組む前に

バックテストを必ず実行し、選別項目を記入する

今回、選別の際に見る項目として、「通貨ペア」「時間足」「ポジション数」「リスクリワードレシオ」「勝率」「最大DD」をエクセルに追加記入しています。

この項目に関しては、項目が増えるほど選別しづらくなるため、今回は最低限で追加していますが、選別の際に比べる項目として欲しいものがあれば、記入しておくことをおすすめします。

ThreeTrader RAW口座 バックテスト用スプレッド一覧(平均値)

サマータイム設定:米国・N.Y・アメリカ(各EAで表記が変わります)
→ThreeTraderはアメリカサマータイムです。
GMT夏:3・GMT冬:2
→GMT設定があった場合、上記の数字で設定。

FXDDにヒストリカルデータが無い通貨ペアの場合

海外ブローカーAxioryからもヒストリカルデータを取得できるので、そちらからダウンロードしてインポートしてください。

※注意事項※
Axioryでは2015年から1年ごとのデータダウンロード→インポートとなります。
インポート画面にて、1年ごとcsvファイルをインポートし、データ数が増えたら次の年をインポートしていく手間がかかる仕様です。
全部の年をインポートするまでは、ヒストリーセンターを閉じないように気を付けて下さいね!(全部のデータが読み込まれたのを確認してから、OKを押して閉じて下さい。)
Axioryヒストリカルデータ
https://www.axiory.com/jp/trading-tools/historical-data

バックテスト中にあったこと

Morning Explorer

1分足でのバックテストは下の画像のように赤くなり、モデリング品質が25%がMAXとなります。
これはFXDD等からヒストリカルデータを利用した場合は仕方がなく、1分足のモデリング品質を上げる場合はTDS(約8万円かかる)といった有料のデータが必要となります。

上記のバックテスト結果では、勝率60%、リスクリワードレシオ0.89となっていますが、TDS使用でのバックテスト結果(期間・ロット違い)では勝率61%、リスクリワードレシオ0.85だったため、今回はモデリング品質25%ですが自分で取ったバックテスト結果の数値を記入していきました。
大きく数値が違った場合はTDS使用の数値を参考にするのですが、企画として「自分でバックテストを取る」が目的なので、このEAはこちらの数値で検証していきます。

TDS使用バックテスト:参考MBTCバックテスト結果

次回(vol.3 )は、EAポートフォリオを組んでみよう!

現在1つずつEAをバックテストし、エクセルにまとめているので、次回もお楽しみに!
一緒にやってみよう!という方は1つ前の記事から一緒に進めていきましょう^^
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えむさん
えむさん

EAのダウンロードは出来ましたか?
バックテストをしてデータをまとめるのは時間がかかりますが、
自分の資産を守るために1つ1つ進めていきましょう!

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