EA-BANKからEAをダウンロードしよう!
120種類以上あるEAをどう選ぶ?
①タイプ別の特徴を知ろう!
EA-BANKの「無料EA一覧」からEAを見ると「タイプ」がそれぞれ違います。
初心者にお勧めのタイプは「スキャル」「デイトレ」。
「グリッド」:グリッドはナンピンとも言われており、かなり扱いが難しいので初心者にはお勧めできないタイプ。ポジションを沢山持ち、利益は大きくなることが多いが、含み損や損益も大きくなることが多いので、グリッドは使用しないようにしてください。
「スキャル」:スキャルピングの略。ポジションの保有時間が比較的短く、当日以内の決済が多い。また、数pipsで決済するので、コツコツ稼いでいくタイプ。(現在:53種類)
「デイトレ」:デイトレードの略。ほとんどが当日以内、長くても数日で決済し、スキャルピングよりは長くポジションを保有し、決済pipsも少し多くなるものが多い。(現在:38種類)
「スイング」:スイングは中級、上級者向け。ポジションを数日から数週間、長くて数か月持つこともあり、大きく稼いでくれる代わりに損切りも大きめに設定され、ずっとポジションを持ち続ける心の余裕が必要になるため、初心者には扱いにくいものが多い。
②「スキャル」と「デイトレ」に絞ってEAをダウンロードしよう
今回は初心者向けとして、「スキャル」と「デイトレ」に絞ってダウンロードをしていきたいところですが、数が多いので、フォワードの成績を見て絞っていきましょう!
■フォワード成績をチェックする
①EA-BANKのサイトにログインし、上部のメニューから「フォワード」を選択。
②ランキング画面をスクロールし、ページの下部「フォワード詳細データ」をクリック。
全EAのフォワード成績の詳細データが出てくるので、そのままでも並び替えが出来たり便利なのですが、コピペでエクセルに貼ることで、余計なデータを削除し(今回はグリッドやスイング)、色付けしながらチェックできるのでおススメです。
■フォワード成績のチェック項目
それぞれ個人の性格によって、『長時間ポジションを保有しているのは気になって仕方がない』『一気に沢山のポジションを持ち、証拠金維持率が下がるのが気になる』等、不安になればなるほど、EAを信用して放置することが出来なくなるので、そういった部分もチェック項目に入れていきます。
【今回のチェック項目】
■保有時間(今回は平均12時間以上保有のEAを除外)
■平均損失(今回は1万円以上のEAを除外)
■最大DD(今回は10万円以上のEAを除外)
■RR(今回は1以下のEAを除外)
■保有時間:ポジションの平均保有時間
■平均損失:1回あたりの平均損失額
■最大DD:期間内の最大累積利益額から、最大の落ち込み幅の額
■RR:RR= 勝ちトレードの平均利益 ÷ 負けトレードの平均損失 「1」以下:損失>利益
今回のチェック項目を除外することで「33」個のEAまで絞ることが出来ました。
それでは、この33個のEAをダウンロードしていきます。
①EA-BANK 「EAダウンロード」より、該当EAをダウンロードしていく。
②エクセルのフィルターで「EA名」を昇順に並び替えすると、ダウンロード時に確認しやすいのでおススメです。
ダウンロードしたEAをバックテストしよう!
■自分の証拠金で使えるか?
■自分の使いたい口座のスプレッドではどうか?
上記2点は、必ずEAを回す前に調べて欲しい項目です。
今回はEA-BANKの審査を通った厳選EAなので、この2点を見ていきましょう!
その前に…バックテストの準備ができていない方は、下の記事より準備をしてください。
[ AN30zero_v31 ] をバックテスト
①「AN30zero_v31」のEA説明を見て、通貨ペアと時間軸をチェック。
→この時エクセルに通貨ペアと時間軸(時間足)、最大ポジション数を記入すると、EA選別時に役立ちます。
②バックテスト画面(ストラテジーテスター)を用意し、ダウンロードしたEAをセット。
・通貨ペア:AUDNZD
・期間(時間足):M30
・モデル:全ティック
・スプレッド:11(→ThreeTraderのAUDNZD平均スプレッド)
・期間を指定:2013.01.01 – 2022.12.31(10年間)
←「ThreeTrader」のスプレッド計測値
平均値:11.1 0時のみ:94.5 0時以外:7.4
③エキスパート設定
「テスト設定」
・初期証拠金:100000
(「JPY」と手入力することで、10万円の設定となります。)
→ご自身が10万円スタートなら10万円、20万円なら20万円と、証拠金の金額を合わせて設定してください。
④エキスパート設定
「パラメーターの入力」
Lots:0.01
→デフォルト値のまま、ロットだけ0.01と最低ロットに変更してください。
全て設定完了したら、いよいよバックテストスタート‼
バックテストデータをチェック
①バックテスト終了後、よく見かけるバックテスト結果の画面を出してみよう!「レポート」→画面上で右クリックし「レポートの保存」を選択。
今後もバックテスト結果のレポートを保存するので、専用フォルダを作成し、まとめて保存しておくと見やすくなります。
「ストラテジーテスターレポート」をチェック
「レポートを保存」すると、勝手にHTMLファイルのレポートが立ち上がったかと思います。
よく見かけるバックテストの結果画面がこちらです。
EA-BANKのEAポートフォリオを組む前に
バックテストを必ず実行し、選別項目を記入する
今回、選別の際に見る項目として、「通貨ペア」「時間足」「ポジション数」「リスクリワードレシオ」「勝率」「最大DD」をエクセルに追加記入しています。
この項目に関しては、項目が増えるほど選別しづらくなるため、今回は最低限で追加していますが、選別の際に比べる項目として欲しいものがあれば、記入しておくことをおすすめします。
バックテスト中にあったこと
Morning Explorer
1分足でのバックテストは下の画像のように赤くなり、モデリング品質が25%がMAXとなります。
これはFXDD等からヒストリカルデータを利用した場合は仕方がなく、1分足のモデリング品質を上げる場合はTDS(約8万円かかる)といった有料のデータが必要となります。
上記のバックテスト結果では、勝率60%、リスクリワードレシオ0.89となっていますが、TDS使用でのバックテスト結果(期間・ロット違い)では勝率61%、リスクリワードレシオ0.85だったため、今回はモデリング品質25%ですが自分で取ったバックテスト結果の数値を記入していきました。
大きく数値が違った場合はTDS使用の数値を参考にするのですが、企画として「自分でバックテストを取る」が目的なので、このEAはこちらの数値で検証していきます。
TDS使用バックテスト:参考MBTCバックテスト結果
次回(vol.3 )は、EAポートフォリオを組んでみよう!
現在1つずつEAをバックテストし、エクセルにまとめているので、次回もお楽しみに!
一緒にやってみよう!という方は1つ前の記事から一緒に進めていきましょう^^
記事の更新案内をTwitterで行っていますので、下のTwitterアイコンからフォローをお願いします!
EAのダウンロードは出来ましたか?
バックテストをしてデータをまとめるのは時間がかかりますが、
自分の資産を守るために1つ1つ進めていきましょう!